ぬまづの、おだし削りかたのいろいろ

おだし削りかたのいろいろ

  撮影 / 有坂政晴(STUH)

おだしの削りかたと、出汁のこと。

ひとくちに削り節と言っても、加工のしかたはさまざまです。それぞれに特徴があり、出汁の取りかたにも少しずつ違いがあります。使う用途によって選んでお使いいただけると、美味しくお出汁をいただくことができます。

まずは写真一番右側の「節」。削る前の状態です。削り器を使ってご自分のお好みの厚さに削れるので、削りたてが一番というかたにおすすめです。その隣りが、「厚削り(あつけずり)」。1mm程度の厚さのものです。じっくりと時間をかけて煮出して使います。そばやうどんなど、濃厚な出汁に仕上げたいときはこの厚削りがおすすめです。そして、「薄削り(うすけずり)」。一番身近な削り節ではないでしょうか。短時間で出汁を取ることができ、ふんわりと広がる高い香りが特徴です。厚削りに比べてあっさりと上品な出汁を取ることができます。また料理に振りかけても使えるので便利です。

そして最後の「粉砕」。「ぬまづの、おだし」のお粉はすべてこの加工方法で作られています。この粉砕、厚削りと薄削りの良いとこどりが出来るのでおすすめです。厚削りの濃厚な旨みを、薄削りのように短時間で抽出することができます。もちろん振りかけても、まぜても美味しくいただくことができます。削りかたによって変わる香りと旨み。お好みの削りかたを見つけてください。