さばとあじの簡単ローストビーフ

food: kotoe funakubo / photograph: masaharu arisaka(STUH) / styling: ryoko ozeki

3/30春のレシピ

春のホームパーティーに、誰でも食べやすい
和風のローストビーフを。

「さばとあじの
簡単ローストビーフ」

季節効能

「牛肉」は胃腸の働きを高め、造血効果もあるので冬から春にかけてこそ食べてほしい食材。野菜が取りたいときは、ローストビーフは薄く切ってせん切りにした野菜を包んでもおいしい。そして、この「和風のおだしソース」。いろんなお料理にアレンジできる優れものです。お魚の煮つけのソースにしてもGOOD。

メモ

牛肉にもしっかり香りをつけたいから、塩コショウと一緒に「さば」をもみこみました。「さば」と「あじ」の2種類のおだしを使った、まろやかで優しい味のローストビーフです。お酒のおつまみにしたいとき、ソースに入れるにんにくを多めにしてみてください。


「材料 4人分」

■さばの、お粉  専用スプーン大盛6杯(大さじ2)

 牛肉かたまり  1かたまり

 塩       適量

 コショウ    適量

 オリーブオイル 大さじ2


(ソース)

■あじの、お粉  専用スプーン大盛1杯(小さじ1)

 赤ワイン    大さじ3

 醤油      大さじ1

 にんにく    1/2かけ

和風のローストビーフ

「作り方」

  • 1、牛肉のかたまりを冷蔵庫から出し、2時間程度置き常温に戻す。その後、牛肉に塩・コショウ・「さばの、お粉」をよくすりこむ。牛肉は冷たいまま焼いてしまうと火が通りにくく、生焼けになりやすいので注意。
  • 2、すりこんだ牛肉の表面に、オリーブオイルを塗る。
  • 3、熱したフライパンに、オイルを塗った牛肉を入れ、焼き色が付く程度に全面を焼く。焼くときは側面を各1分ずつ、動かさずに焼くのがポイント。全体を焼いたら、フライパンに蓋をして弱火にし7分ほど焼く。
  • 4、焼いた牛肉をフライパンから取り出す。アルミホイルで2重に巻き、そのまま40分ほど置いておく。
  • 5、牛肉を置いている間にソースの準備。にんにくはすりおろし、ソースの材料をすべてフライパンに入れて混ぜ、沸騰させる。
  • 6、牛肉の温度が触っても熱くない程度に下がったら、アルミホイルから取り出し、牛肉を食べやすいように薄くスライスする。
  • 6、薄切りにした牛肉に、ちぎったクレソンなどを飾り付け、ソースを用意して出来上がり。
おだしレシピ考案舟久保琴恵… "72の季節"を食卓へ届ける旬レシピクリエイター。旬の素材を使うことで食生活をより自然に改善していくことを推奨。薬膳の知識に加えて素材への造詣も深く、商品開発、レシピ提案、料理教室など多くの分野で活躍の場を広げている。国際薬膳調理師、ジュニア野菜ソムリエ、豆腐マイスター、だしソムリエ資格所持。