ぬまづの、おだしと琴先生のレシピ

おだしと琴先生のレシピ

  撮影 / 有坂政晴(STUH)

季節の食材を、シンプルに。

 茨城県に生まれ、東京にて料理家として活動を開始。そして今後の拠点を山梨県甲府市へと移す料理研究家の舟久保琴恵さん。「ぬまづの、おだし」のレシピを琴先生の愛称で1年にわたり監修してきてくれました。基本はシンプルに、手をかけすぎないこと。脂肪や糖分などある一部の何かを抜くのではなく、肉もたくさん食べるし、お酒もいただく。大切なのは、良い食材と食べるタイミングなんだとか。


「私自身すごく料理に興味があったわけではなく、シンプルで手軽に作るためのツールがレシピだったんです。そのスタイルは料理家を始めた当初から変わっていません」薬膳料理をルーツとする舟久保さんのレシピ、難しいルールはなく、むしろ食材探しに時間と手間をかけているそう。「薬膳料理と聞くと難しく感じるかもしれませんが、季節のものを余すところなく、ありがたくいただくだけ。地元でしっかり育てられた食材は手を加えなくても美味しいんです。生産者さんと相談しながら時期のものをたっぷり使って、旨みをおだしで増幅させて、楽しくレシピを作っています」食材から楽しむ琴先生の二十四節気レシピ、ご期待ください。