ぬまづの、おだしとおだしすたーず

いわし、さば、あじ、まぐろの出汁

2015.10展示会ポスター:撮影 / 有坂政晴(STUH)

沼津から全国へ、愛される品づくり。

まぐろ、さば、あじ、いわし、4種のお粉を使いやすいように瓶に入れ、軽くて丈夫な経木の箱にきちっと並べる。専用の木のスプーンもそっと添えて。沼津垣の柄を描いたフタをしたら、それに似合うカラフルな紙ひもできゅっとしばる。最後に丈夫な紙箱に梱包し、お客様の元へ。

「ぬまづの、おだし」の贈り物、「お粉のギフト」はそうして全国の皆様へ届けられています。お粉、瓶、箱、使いやすさ、そのひとつひとつに、作り上げたひとりひとりの気持ちがこもっています。

製作を担当したのは地元沼津の女性たち。加倉水産に加え、沼津港に店を構える芹沢パッケージ、学校法人加藤学園・加藤学園高等学校の生徒の皆さん。「ぬまづの、おだし」を地元の力で名産にしようと集まったこのチーム、高校生メンバーによって"おだしすたーず"と名付けられました。

開発の現場では年齢問わずそれぞれの想いをぶつけ合い、試作と修正を繰り返しました。「ぬまづの、おだし」のシンプルな旨みをダイレクトに伝えるためには。奇をてらいすぎず、でも現代らしさは取り込んで。手に取りたくなる美しさ。そういったたくさんのこだわりと、いっぱいの愛情が「お粉のギフト」には込められているのです。